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マイエリアログインフィルタ

1.概要

マイエリアログインフィルタは、アクセス権限を「マイエリア」に設定した一覧表のレコード表示を変更する一覧表の拡張機能です。フィルタタイプは以下の5種類です。

フィルタタイプ説明利用例
同一DBによるフィルタ ・一覧表を作成したDBとマイエリアを作成したDBが同一の場合
・一覧表を作成したDBが仮想DB(フィルタ型)で、マイエリアを作成したDBがフィルタ元DBの場合
・一覧表を作成したDBが仮想DB(連携型)で、マイエリアを作成したDBが参照元DBと同一の場合、レコードは1件表示されます。
・登録情報確認
※同一DBによるフィルタの場合、データが1件のみ表示される為、一覧ではなくデータ確認の為に用いる場合が多い
・セミナー申込み履歴
・購入履歴
・給与明細
・営業担当毎の顧客情報一覧
連携DBによるフィルタ 一覧表を作成したDBとマイエリアを作成したDBが連携している場合に利用可能。
マスタDBの情報でフィルタされたレコードが表示されます。
集合元DBによるフィルタ 一覧表を仮想DB(集合型)で作成した場合に利用可能。
集合しているDBに応じて個別にフィルタされたレコードが表示されます。
全件表示全ての一覧表で利用可能。
全レコードを表示します。
・フォトコンテスト
・セミナー一覧
・お問い合わせ一覧
・会員、メンバー一覧
任意のルールでフィルタ 全ての一覧表で利用可能。
指定したルールに合致するレコードを表示します。
・自分の部下の経歴一覧
・部署毎の顧客情報一覧

マイエリアログインフィルタを利用すると次のような一覧の作成が可能です。

マイエリアログインフィルタを使った一覧表の作成 イメージ図

2.マイエリアログインフィルタ活用例

1)ログインしているレコードのデータのみ表示する一覧

ログインしているレコードのデータを表示します。フィルタタイプ「同一DBによるフィルタ」「DB連携によるフィ ルタ」「集合元DBによるフィルタ」で作成可能です。

2)任意で設定したフィルタルールに合致したレコードのみ表示する一覧

マイエリアと一覧表を作成したDBの関係(同一・連携等)に関わらず、指定したルールに合致するデータを表示します。フィルタルール「任意のルールでフィルタ」で作成可能です。

3)フィルタを行なわない一覧(全件表示)

マイエリアと一覧表を作成したDBの関係(同一・連携等)に関わらず、全レコードのデータを表示します。フィルタルール「全件表示」で作成可能です。

3.設定方法

設定は一覧表のアクセス権限をマイエリアに変更し、許可するマイエリアを追加後に行なえます。

<設定箇所>
<任意のルールでフィルタする場合>

フィルタタイプ選択で「任意のルールでフィルタ」を選択し、設定します。

[フィルタルール設定例]
項目選択
一覧表特別会員フラグ
関係
マイエリア(DB選択)[ マイエリアログインフィルタ ] 会員DB
マイエリア(フィールド選択)特別会員フラグ

1)「一覧表」でフィルタするフィールドを選択し、「関係」では「=」を選択します。

2)「マイエリア」で(DB選択)、(フィールド選択)をそれぞれ指定します。

3)最後に「保存」ボタンをクリックします。

4)一覧表の「アクセス権限の設定」でマイエリアのフィルタが「カスタム」に変わります。

4.補足

1)DBタイプ別対応表

マイエリアログインフィルタを利用できる一覧表が作成できるDB

DBタイプ対応
通常DB
仮想DB(フィルタ型)
仮想DB(連携型)
仮想DB(集合型)
ステップアンケートDB
ガジェット
ストップDB×(一覧表が作成できないため)
画像型
トピックDB
コメントDB
トランザクションDB

2)フィールドタイプ別対応表

マイエリアログインフィルタの「任意のルールでフィルタ」に対応しているフィールド

フィールドタイプ対応フィールドタイプ対応フィールドタイプ対応
メールアドレステキストエリア(512 bytes)×時間(○日)×
メールアドレス(大・小文字を無視)テキストエリア(1024 bytes)×時間(○週間)×
性別テキストエリア(2048 bytes)×クリックカウント, HTML開封チェック×
郵便番号×テキストエリア(4096 bytes)×不正アドレスフラグ×
都道府県テキストエリア(8192 bytes)×モバイルドメインフラグ×
電話番号数字・記号・アルファベット(6bytes)重複フラグ×
通貨数字・記号・アルファベット(32bytes)オプトアウト×
セレクト 実数 エラーカウント ×
マルチセレクトブーリアン パスワード ×
マルチセレクト(128項目) 登録日時 簡易パスワード ×
テキストフィールド(32bytes) 日付(○年○月○日 ○時○分○秒) メッセージダイジェスト(MD5) ×
テキストフィールド(32bytes)かな 日付(○年○月○日 ○時○分) メッセージダイジェスト(SHA1) ×
テキストフィールド(32bytes)カナ 日付(○年○月○日 ○時) メッセージダイジェスト(SHA256) ×
テキストフィールド(32bytes)ローマ字 日付(○年○月○日) ルックアップキー ×
テキストフィールド(64bytes) 日付(○年○月) 緯度経度 ×
テキストフィールド(64bytes)かな 月日(○月○日) × 画像(100KiB) ×
テキストフィールド(64bytes)カナ 時刻(○時○分) × ファイル ×
テキストフィールド(64bytes)ローマ字 曜日(○曜日) ×
テキストフィールド(128bytes) 時間(○年○カ月) ×
テキストエリア(256bytes)×  

※セレクト型およびマルチセレクト型が指定された場合、ラベルIDによる比較を行います
※メールアドレス型とメールアドレス(大・小文字を無視)は同一の型として設定可能です
※テキストフィールド型は、上限バイト数によらず同一の型として設定可能です

3)フィールドルール設定

マイエリアログインフィルタの「任意のルールでフィルタ」設定時、一覧表とマイエリアのレコードに対して、以下の条件でのフィルタが可能です。

ア)関係
・=:等しい
・≠:等しくない
・大小関係 ※大小関係は、数値系(実数、整数、通貨)およびセレクト型、日付系のみ
 <:一覧表のレコードがマイエリアのレコードより小さい(値の一致を含まない)
 >:一覧表のレコードがマイエリアのレコードより大きい(値の一致を含まない)
 ≦:一覧表のレコードがマイエリアのレコード以上(値の一致を含む)
 ≧:一覧表のレコードがマイエリアのレコード以下(値の一致を含む)

例)下のように設定した場合、「値の一致(=)」を設定しているので、一覧表とマイエリアの特別会員フラグが等しい場合に表示されます。

イ)関連づけ
・かつ(AND):直前のルールと、両方満たす
・または(OR):一方を満たす

例)下のように設定した場合、「かつ(AND)」を設定しているので、一覧表とマイエリアの特別会員フラグが等しく、かつ、お知らせ日時が会員の登録日時より大きい場合に表示されます。

※ 詳細画面で表示される操作画面は開発中のものを掲載しており、変更する可能性がございます。