ver.1.11.4

スマホアプリ開発環境強化

ソーシャル系スマホアプリの開発者が、サーバーサイドを気にせず、アプリ開発だけに没頭でき、スマホアプリの開発や普及を力強く加速させる「スマホアプリ開発関連の機能」を強化いたします。
今回のスパイラル®ver.1.11.4では、iOS6から実装された、O2Oの幅を広げるPassbookのパス発行機能を提供します。また、プッシュ通知API、PHPモジュールを管理できるカスタムモジュール機能を実装し、処理性能を向上させるキャッシュ機構を導入することで、BaaSとして、スマホアプリ開発環境を強化します。

バックエンド機能

開発の生産性と利便性を向上するため、以下の機能を実装、変更いたします。

[ 新 規 ]
PHP用キャッシュライブラリ
処理性能を向上させるキャッシュ機構を導入し、BaaSとしてスマホアプリのバックエンドを支えます。
プッシュ通知API
プッシュ通知用のサーバーを用意することなく、容易にプッシュ通知を利用できます。
iOS、Andriod 両方に対応。
カスタムモジュール、カスタムモジュールアップロードAPI
任意のPHPモジュールを「カスタムモジュール」として、スパイラル®内で管理、参照できます。
フォームや一覧表にPHPを埋め込む際に、何度も同じプログラムを記述する必要がなくなります。例えば、修正が発生した場合でもモジュールを1つ修正すれば、モジュールを参照している全対象に反映されます。
また、カスタムモジュールアップロードAPIを使えば、操作画面にログインせずに管理できます。
[ 変 更 ]
カスタムプログラム
スマホアプリ開発における高頻度呼び出しに対応。
カスタムプログラムの30回/15分までのAPI呼び出し制限を、同時呼び出し回数3リクエストまでの制限に変更。

Passbook パス発行

搭乗券、チケット、クーポン、ポイントカード。O2Oに役立つ"パス"を簡単に発行。

Passbookは、Apple社が提供するiOS6から実装されたアプリケーションです。
ユーザーはiPhone、iPod touch上でPassbookを利用し、デジタルのさまざまなクーポン、チケット等を一元管理できます。デジタルのチケット等は「パス」と呼び、ユーザーは、店舗、空港等で対応端末にパスの二次元バーコードをかざすことで、入場やクーポンによる割引など、各種サービスを受けることができます。
また、Passbookはユーザーの位置情報や時間などの情報をもとにプッシュ通知を送ることができ、パス発行者は飛行機の搭乗時間を案内したり、来店を促進したりすることができます。

パスは、複雑な手順を踏んで1つずつ発行しなければなりません。
スパイラル®ver.1.11.4では、必要事項を登録し、アイコンやロゴ、背景色などのデザインを設定するだけで、簡単にパスを発行できる機能を実装しました。

データベースから「パス」を発行。会員証や会員別の割引チケットも。
パスは、スパイラル®のデータベースにパス用のフィールドを設置して発行します。このため、データベースに予め登録されている情報を埋め込んだパスを発行できます。
[例]
会員データベースから、会員情報が埋め込まれたパスを発行し、会員証として利用
購入ポイントが記録される会員データベースから、各会員のポイントに応じた割引率のパスを発行
Passbook×SPIRAL®シャリーンで利用歴を蓄積、活用。
スパイラル®には、QRコードを読み取り、情報を付加してスパイラル®に送信する、iPhoneアプリ「SPIRAL®シャリーン」があります。SPIRAL® シャリーンでパスを読み取り、データベースに来店やチケット利用の履歴を登録すれば、お客様の行動履歴に応じたメール配信や割引適用など、活用の幅が広がります。
SPIRAL® シャリーン

パス発行の流れ

1.スパイラル®にログインし、パスの保存先および画像などのデザインを設定。


2.スパイラル®の設定画面からパスを発行。
スパイラルAPIで発行することもできます。


3.対象のデータベースにパスファイルが保存されます。

[ ご注意事項 ]
パスの発行には、「データ更新日時」情報が必要です。
データ更新日時に指定したフィールドに日付が登録されていないレコードには、パスが登録されません。このため、レコード新規追加時に当該フィールドに日付が入るようにしておくことを推奨いたします。

パスの配布方法

パスの配布方法は、以下の4通りあります。

1.メールを配信し、ダウンロードページを案内
発行したパスのダウンロードページをメールで通知します。
ダウンロードページはスパイラル®上に自動で生成されます。

2.会員専用コンテンツにダウンロードページを設置

3.登録完了後、サンキューページにダウンロードリンクを表示
会員登録やアンケートの回答後に表示する、サンキューページからダウンロードできるようにします。
この場合、お客様がデータを登録した時点ではパスが発行されていないため、まず、パスを発行する必要があります。具体的には、サンキューページにPass更新APIを使ってパスを発行するPHPプログラムを記述し、サンキューページの表示とともにパスを発行します。

4.複数あるパスの一覧を公開
1つの商品にクーポンが複数ある場合など、お客様が利用できるクーポンの一覧を表示することでお客様がクーポンを選んでダウンロードできます。

(1)一覧表から直接ダウンロード

(2)単票で詳細を表示させ、ダウンロード

利用例

店舗で紙のクーポンを配布する場合、ユーザーはクーポンを持っていること自体を忘れていたり、自分が今いる場所の近くに店舗があることに気づかなかったりと、クーポンを利用できずに期限が切れてしまうような場合があります。
Passbookでは、位置情報を活用し、お客様が店舗の近くに来た際にプッシュ通知でお知らせ。
パスがより強力な来店促進アイテムになります。

PassbookはApple Inc.が提供するデジタルクーポン管理アプリです。
Passbookは、米国Apple Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。