今回のアップデートでスパイラルは、データベース、フォーム、一覧表などの設定オブジェクトを、利用用途に応じて「アプリ」として自由にパッケージングできます。パッケージングされた「アプリ」は、業務に必要な操作メニューやユーザーに提供するWebのトップ画面など、様々なアクセシビリティを追加でき、Webアプリケーションを簡単に使えるの新しい使い方を提供します。
「アプリ」は直感的な新しいユーザーインターフェースを提供します。DBやWEBなど種類ごとに整理されていた設定オブジェクトを、利用用途ごとにパッケージングする事で、自分に必要な機能のみを集約した「アプリ」のユーザーインターフェースから簡単に操作できます。プロジェクトの全体管理としてプロジェクト単位でパッケージングしてもお使いいただけますが、同じプロジェクト内でも担当者によって業務が異なり、操作する機能が異なります。さらに細分化して、サポート履歴管理担当、セミナー担当など、担当者の業務単位の「アプリ」を作成すれば、業務に必要な機能だけを集約した、効率的なユーザーインターフェースで日々の運用を行えます。
パッケージした「アプリ」はエクスポートしてインポートできます。
毎月、毎年など定期的に行っている業務は、一度アプリを作成する事で複製ができ、再設定の必要がございません。
また、パイプドビッツやSDP会員などが今後開発していく新しい「アプリ」は、インポートをするだけでその日から運用を開始できるようになります。
さらに、SDP会員にとっては スパイラル開発環境で作成した「アプリ」をエクスポートすれば、そのまま他のユーザーのアカウントにインポートして納品できます。つまり、一度「アプリ」を開発すれば、簡単に、設定をそのまま複数のクライアントに直接提供できるので、 何度も同じ設定を行う必要がなく、大幅なコスト削減、短納期を実現できます。また、「アプリ」はインポート後にも設定のカスタマイズが自由なので、パッケージ化されたアプリでもクライアントの追加要望にお応えできます。
例えば軸となる顧客DBに対して、メルマガ配信アプリやサポート履歴管理アプリなど、同じデータベースを共有した「アプリ」をお使いいただけます。スパイラルはコンポーネント(DBやフォームなど)を自由に組み合わせてアプリケーションを設計できる「PaaS」であるため、1つのDBに格納したマスタ情報をさまざまなアプリケーションで共有することができます。
このため、用途ごとにシステムを使うSaaSで起こる、マスタ情報の2重3重管理、いわゆるSaaS地獄に陥ることがありません。
DBタイプ | 対応 |
---|---|
通常DB [normal] | ◯ |
仮想DB(フィルタ型) [view_1] | ◯ |
仮想DB(連携型) [view_n] | ◯ |
仮想DB(集合型) [union] | ◯ |
ステップアンケートDB [inquire] | × |
ガジェット [gadget] | × |
ストップDB [stop] | ◯ |
画像型 [attachment] | ◯ |
トピックDB [forum.topic] | × |
コメントDB [forum.comment] | × |
トランザクションDB [transaction] | ◯ |
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DBタイプ | 付属の設定でエクスポート時に自動付与される設定 |
---|---|
通常DB | 抽出ルール、フィールド値自動生成トリガ、インデックス、DB連携、画像型、オプトアウト設定 |
画像マスタDB | 抽出ルール、DB連携、画像型 |
トランザクションDB | アクション、抽出ルール、フィールド値自動生成トリガ、インデックス、DB連携 |
仮想DB(フィルタ型) | 抽出ルール |
仮想DB(連携型) | 抽出ルール、DB連携 |
仮想DB(集合型) | 抽出ルール |
登録フォーム | |
マイエリア | 全マイページ |
一覧表 | 検索フォーム、単票 |
集計表 | |
メール | リスト、封筒、メッセージ(組換え含む)、文章 |
DBタイプ | 制限事項 |
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メール | S/MIMEの設定は無効化する |
メール | 必ずDKIMは第三者署名になる |
メール | フォースリターンパスの設定(Express) |
メール | デコメールは対象外 |
メール | FROMアドレス等の設定の差替えは、一括で行う |
抽出ルール | 登録元による抽出はエクスポートの対象外 |
フォーム | 登録通知設定は対象外 |
フォーム | GPSマッチングルールは対象外 |
フォーム | 反映前の設定が含まれる場合はエラー |
DB | 緯度経度型のマッチングルールは対象外 |
マイエリア | 会員情報ページのname属性は変更できない |
ファイル名:XXXXXX.zip ( XXXXXXXはアプリケーションのタイトル )
順番 | ステージ | 重複チェック | 引数設定 |
---|---|---|---|
1 | BASE | アプリのタイトル | |
2 | DB | DB名、DBタイトル | 既存DBの選択 |
3 | WEB | フォーム名、フォームタイトル、マイエリアタイトル、一覧表名、検索フォーム名、検索フォームキーワード、集計表名、集計表タイトル | フォームの締め切り通知先、マイエリア管理者用メールアドレス |
4 | 封筒名 | fromネーム、from address | |
5 | DEVEL | カスタムプログラム名、同タイトル |
項目 | 条件 |
---|---|
DBタイトル | 一致している |
DBタイプ | 同一である |
インポートするアプリのフィールド | タイプ、タイトル、入力必須、主キー、ユニーク制約が一致しており、既存DBに全て含んでいる |
項目 | 条件 |
---|---|
抽出ルール | 抽出ルール名に重複がある場合は、先頭に「(1)」のように番号をつける |
リスト | リスト名に重複がある場合は、先頭に「(1)」のように番号をつける |
フィールドの不足によるエラー | 既存DBのフィールドのうち、インポートしようとしているDBの構成に含まれていないものがある場合、入力必須などの制約がついていると、フォームなどで入力必須のエラーが出る |
オブジェクトの種類 | 依存するオブジェクト | 備考 |
---|---|---|
通常DB | 通常DB、画像マスタDB | DB連携による依存関係。参照元DB担っている場合は、マスタDBが依存する |
画像マスタDB | トランザクションDB | トランザクションDBで使用されている画像マスタDBのみ必ず1対1の関係になるため、依存する。 |
トランザクションDB | 通常DB | アクション先のDB |
仮想DB(フィルタ型) | 通常DB | |
仮想DB(連携型) | 通常DB | |
仮想DB(集合型) | 通常DB、トランザクションDB | |
登録フォーム | 通常DB、トランザクションDB | |
マイエリア | すべてのDB | |
一覧表 | すべてのDB、マイエリア | アクセス権限によりマイエリアが依存関係 |
集計表 | すべてのDB | アクセス権限によりマイエリアが依存関係 |
メール | すべてのDB | |
カスタムプログラム | なし |